
盗聴器のスペック
盗聴器の形状・性能について
盗聴器というくらいですから、人の会話と生活音を盗み聞くためにカムフラージュされた形状・機能を搭載しています。素人が一目見て「これは盗聴器だ!」と判断できるようなものであれば楽なんですが、盗聴しやすいよう(発覚されにくいよう)に形状とスペックの開発が年々進められているので、予備知識を持たない人ではまず盗聴器の発見は難しいでしょう。このページでは盗聴器の発見・予防の事前知識として、盗聴器の形状・スペックについてご紹介します。企業や個人でも盗聴器の性能等について知っておきましょう。人の目につかないor見えない盗聴器
刑事もの、またはサスペンスの映画・ドラマで登場人物が盗聴を行っているシーンが使われることがあります。特に映画の場合はエンターテインの一環として登場させる小道具にも力を入れているので、近未来的な形状で切手よりも小さく、かつ音声はクリアに聞こえてどんな場所にも張り付く、といったスゴイ高性能な盗聴器が使われていたりします。しかし現存する盗聴器でそのような高性能なものはなく、仮に開発がされていても使用が許可されているのはCIAやFBIといった特殊任務を行う機関ではないでしょうか。手に入る盗聴器の形状として一番多いのは黒い箱形でタバコの箱の丁度半分くらいの大きさで、主に人の目が届かない場所に取り付けることでその効果を発揮します。年々高性能化が見られる盗聴器ですが、使用できる範囲・形状などを鑑みても映画やドラマで使われているようなものはなく、制限も多いのが現状のようです。盗聴器はその用途・目的からしかけたことが発覚しないような作りになっているので、家電製品のようにケーブルがあってプラグに差し込まなければ使えないようなものよりも単独稼働を可能にするために電池式のモノが多く、よほど電池の消耗が少ないものでも電源を入れっぱなしにしていればおそらくもって3〜4日程度でしょう。ただ電源プラグの内部に電源を供給しながら稼働するタイプもあるので、専門的な知識を持たない人ではまず発見できません。電源を常に供給するので、停電やプラグ、盗聴器本体の故障でもない限りは稼働を続けられます。しかしこのタイプは逆に盗聴用の電波を常に飛ばしていることになるので、専用の盗聴器発見器を使うことで容易く発見することもできる場合があります。
ドラマで言うところの「犯人役」は?
盗聴器のスペックについてある程度覚えたら次は「誰が盗聴器を仕掛けるのか」について説明します。人は誰しも人に言えない秘密を持っているものですが、それがきっかけとなって盗聴されるケースもあります。盗聴被害届けを出してくる人の多くは、過去に分かれた恋人や妻(夫)から盗聴されていたり、それほど親しくない友人・知人といった多少なりとも縁があった人から被害を受けています。逆に、まったく顔も知らない・会ったこともない・話もしたことがない人から盗聴被害を受けるのはごく希で、盗聴を行う殆どの人はその被害者の顔見知りであるとされています。変質的・執心的な愛情からストーキング行為に走る人が盗聴行為を行うケースもありますが、それよりも家族、特に親しい友人・恋人・配偶者からの被害が最も多く、この事実から親しい人ほど盗聴している可能性があると、盗聴対策の専門である業者や探偵はまず被害者の身辺から探りを入れます。盗聴器はその特性上、どこか適当な場所に設置しなくては意味がなく、家の中の生活音や誰かとの会話を聞くには家の中に入って設置しなくてはいけないので、消去法的な考えでいけば家に自由に出入りができる人物=親しい人物(配偶者・恋人など)という目星をつけるのです。
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美しい胡蝶蘭をあの人に届けよう
最終更新日:2019/2/15